RWBY Volume 1-3: The Beginning

今期開始分。サントラは買っていた。
「海外で、日本のアニメが好きなスタッフが作った3DCGアニメ」として当時話題になった本作。今このタイミングで地上波放送の理由が今ひとつわからないけど(単純に円盤の宣伝のため?)、まあずっと気になる作品だったので助かる。
確かに日本アニメの文法と米国アニメの融合といえる…かなりギャグ寄りではあるけども。3DCGに突然2Dアニメ表現が飛び込んでくるのはかなり厳しいとは思うのだけど、向こうにしてみればトムとジェリー的な描写で当たり前に受け入れられると判断すればよいのかな。正直いうと、ちょっと継続視聴は厳しいと思ってしまうのだけども、アメリカ側の日本アニメファンの力作であるのも事実なので、なんとか最後まで見ようと思う。
ちなみにサントラは、昔虎の穴に行ったときに「お、なんだこの洋楽のかっこいい曲は!」と作品を確認して買った。じゃけを見て、これRWBYだったのか、と驚いた記憶あり。

地獄少女 宵伽

今期開始分。前作って何年前だっけ。
過去作のファン。いつものテンプレートどおりで安心した。というか、なぜ第三期を今頃作ったのだろうか、と。しかも1クール中半分くらいは過去作の再放送というし。
テンプレートすぎるとさすがに飽きると思われたのか、ついにあからさまな閻魔あいの対抗勢力を出してきたか。過去作でも厳密にいえば人間側に対抗?勢力的な女性がいたけど、第二期ラストで事実上の敗北、だったし。とはいえ、その新しい物語はわずか5-6話程度のはず。どうするんだろうか。

7月アニメ十把一絡げ枠

30年くらい前のアニメかと思った。色設計も全体的に不健康。思わず「どこかの宗教団体が、教団内スタッフで作ったアニメ?」とか不穏な感想を抱く。特に見どころもなかったので継続中止。

いつものように見て削除するアニメ。まあそれが本作の正しい見方と思っている。しかし、そんな内容でも9期かよ…。

ギャル系アニメの自分の物差しは「おしえて! ギャル子ちゃん」である。残念ながらこれはそのハードルの遥かに下だった。ギャルのパンティーみるだけのアニメなら継続中止。

異世界食堂

今期開始分。…何が足りないのか。
原作未読。いわゆる「異世界もの+料理」枠なのはわかるし、そのつもりで見ている(というか同じようなものもたくさんあるし)。なのでそういう意味では特に不満はない。のだけども、なんかあらゆるものが「一歩足りない」という印象がぬぐえない。
例えば作品の命である料理描写。絵としての美しさは力を入れているのはわかるのだが、食べ物としての美しさ…ようするに「うまそう!」が今一つ感じられない。そしてそれをオーバーアクションに「うまいうまい」と中途半端に感動しながら食す異世界キャラたちの反応も「本当に?」と思わず突っ込みを入れたくなる。
作画自体も料理描写に力を入れすぎたせいだろうか、背景・キャラともに微妙にデッサンの崩れが目に映る。正面の絵は良いのだが、少し角度が付くと「?」となる絵が出てくる。それこそ「いつも同じ角度でしか描けないイラストレイターが、なんとか頑張って別角度で描いてみた」というような。
作品のテーマ自体は好きな方なので、もう少し中身を頑張ってほしい。

ボールルームへようこそ

今期開始分。制作に力が入っているのがよくわかる。
原作未読。原作絵は店頭で何度か見たことはあるが、まさかそのままの線でアニメに持ってくるとは思わなかった。よくこれで絵を動かす気になったな、と。ある意味においては「ピンポン」のあの作画の再現にも近いのかもしれない。
社交ダンス自体はやったことはないが、競技ダンスは少し興味がある。年に数回だけ、NHK教育競技ダンスの中継(録画かも)を見ることがあるし、ずいぶん昔に「ダンシング・ヒーロー」というやはり社交ダンスをテーマにした海外映画にはまっていたこともあるので、本作にもかなり興味がある。
原作はまだ連載中…というか、先日本屋の平台に「X年ぶりの新刊!」なんて書いてあって、どう考えても話途中でアニメは途切れるのだろうけど、そこまで面白く燃える展開を見せてもらいたいな。

プリンセス・プリンシパル

今期開始分。意外と面白いかも。
最初はただの萌え系幼女探偵アニメと思ってたので、ひとまず一話だけ見て切る気満々だった。が、意外にシリアスだし面白そうなガジェット出てくるしで一話を見終えるころには「とりあえず継続してみよう」という気に代わっていた。
これで、主要メンバーの何人かが途中でスパイとして殺される展開があれば最高なんだけど、そこまでやる覚悟はこのスタッフにあるかなあ…。オリジナルアニメらしいし、無敵のスパイモード(あるいはキャッツアイ幼女版)にはなってほしくないんだけど。

セントールの悩み

今期開始分。意外と怖い社会構造。
原作は1巻だけ既読。馬の描写に技術が必要なことはSHIROBAKOでも言及されていたけど(苦笑)、それが日本人名で主人公となるとそりゃよくもまあ週アニメにしたね、と。ある意味、同じく週アニメでは実現不可能と言われた「戦車の挙動描写」をやり切ったガルパンと同様の驚きをもって映像を見ていた。まあ、大半が下半身カットで蹄鉄の音のみ、あるいは寝ころんだ状態ばかりだけど。(馬を描く練習、作画班みんなやったんだろうなあ)
とはいえキャラ通しの交流は普通の日常系アニメと同じなので大きな驚きはない。むしろ、キャラのセリフに垣間見えるこの世界の政治・思想・風習設定の方に俄然興味がわいてくる。明るくのんきな世界に見えつつも、実際には社会や思想統制がじんわり進んでいるようで、中国か大戦期の枢軸国のそれに似ているのかもしれない。これらがあくまでフレーバーなのか、物語に絡んでくるのか、とても興味がある(って、これだとアニメではなく原作の感想か)。