自衛隊の大砲を使ったコンサート

自衛隊の音楽隊が、陸自特科隊(ぶっちゃけ、大砲部隊)の協力を得て開催したコンサート。空砲とは言え複数の大砲を使うので、会場は当然演習場。大雨だったんで、中止かと思ってたら結局開催。さすがは自衛隊、気合だ。
…つーか、普通に観客も雨中強行軍状態。ゲストの松本零士センセ、風邪ひいてなきゃいいけど。おまけに「カッパで来て」とあったけど、大半のお客さんが傘。おかげで、横殴りの風雨もあったせいで傘だけの人は文字通り濡れ鼠になっていた。
もともとずっと吹奏楽をやっていたんで、いろんな意味で期待してた。まずは震えが来る大雨&寒さの中、音も拍も間違えずに演奏しきった音楽隊の皆様。お疲れ様です。あの環境であれだけの演奏ができるというだけでもたいしたものです。高校時代によく演奏していた曲を聴いたときには、一人で感動してました。そして特科大隊と少年儀杖隊の皆様もお疲れ様。ホンマモンの大砲&小銃の空砲は迫力満点でした。なにより、「序曲1812年」を本当の大砲で聞ける日が来るとは想像もして無かったです。
にしても、言葉では知っていたけれどもやはり大砲の音は凄い。砲身内をこする音が一瞬したかと思うと、空気の膜が「バシッ」と叩かれ、破れるような音がした後に、空気そのものが体に叩き付けてくる。かなり距離があったし、砲身は客席と正反対の方向を向いていたのに。あれじゃ、「大砲の前に立つな」「耳を押さえるか、口をあけて鼓膜が破れないようにしろ」と言うのも納得。
デジカメ、持っていくんだったなあ…。