今期中間発表

とりわけ印象に残っている物を。

  • よみがえる空
    • 今期のメカ・燃え分補強アニメ。昨今の内容ゼロ&萌エロ一色になっている潮流とは一線を画した地道な作りは好き(しかも小説や漫画よりもずっと現実寄り)。だけど、萌エロに慣れた視聴者にとってはつまらない作品に見えているというも事実。残念至極。
  • タクティカルロア
    • で、萌エロに特化するとこうなるという代名詞がこっち。スターシップ・オペレーターズをさらに劣化した作品。海自取材済み(海自「協力」というのはどうも誤解だったみたい)の海上戦闘アニメに期待したら、「まだ18歳になっていない人向けの18禁アニメ(表現規制のせいで余計にエロいという気すら)」だったというオチ。なんだかねえ。
  • Fate
    • 3回続いてこの画質なら、今後も極端に崩れることもないでしょう。原作好きorTYPE-MOON信者にとってはそれなりに不満はあるけど一応評価されているみたい。で、知らない人にとっては(結果的に)ひたすら説明が続いているわけで「悪くないから切るつもりはないけど、本当に面白いのこれ?」状態とも思える。奈須きのこの情報過多とも言える内容をまんまアニメにしようとしている代償なんだろうけど、やっぱり厳しいかと。
  • 練馬大根ブラザーズ
    • ダークホース。変な方向のエロミュージカルかと思いきや、リアルタイムな「ヤバい」世相ネタを黒い要素をそのまま残してミュージカルに仕立てているという恐ろしい内容だった。エロ以外の理由で「おい、いいのかこれ」と画面にツッコミを入れまくるのは初めてだ。逆に言うと「ちゃんとニュースを読み、世間の動きを知っていないと面白さ半減」というわけで視聴者側にもある程度の知識レベルが要求されるとも言える。

今気になるのは、タクロアとよみ空についてのネット上の論を読むにつけ、若いアニメファンの日本アニメへの認識は「美少女がパンツと尻と乳を放り出し萌とエロだけがあるものor声優おっかけ」であり、事実上「18禁アニメの代替物」としか映っていないと改めて実感。アニメで「人間ドラマ」や「ドキュメント」をやると、そう言う皆さんが一斉に駄作扱いし始めることが非常に多いし。末期症状、かな。