電脳コイル

電脳コイル|磯光雄監督作品

電脳コイル 第1巻 限定版 [DVD]

電脳コイル 第1巻 限定版 [DVD]

電脳コイル〈1〉 (トクマ・ノベルズedge)

電脳コイル〈1〉 (トクマ・ノベルズedge)

予約だけはして撮り溜めていたんだけど、他に見る番組ややることが多すぎてチェックできていなかった作品。ようやくタイミングが出来たので一気に10話まで見る。かなり評判が良いというのは聞いていたけど、確かにコレは良くできているな。日本という土地を下地にして、昨今のネット事情もかなりふまえた上で、発想を段階的に飛躍させて作り上げた舞台設定が、「身近に感じられるちょっとしたSF感」を刺激してくれる*1。絵も、典型的な「動かさないと分からない」もので、非常に楽しい(髪の毛・服・スカートの動き、四股の動きとかをよく見て知っていること・・・。良い動画マンがいるのかな)。時折見せてくれる「本気のNHK」の片鱗を見せてくれて嬉しい限り。「精霊の守り人」もそうだけど、NHKアニメは良作を企画するのがうまいね。・・・まあ、”決定までの動きが遅く、放映スパンが確実に長い”という公共放送的部分が、アニメ制作会社の本来の実力を引き出しているのかもしれないけど。*2
ちなみに小説版の電脳コイルは未見。こちらの評判はどうなんだろう(作者の名前を見て「・・・声優がここまで手を出し始めたの?」勘違いしていたのは、私だけじゃないと思いたい)。ただ、あの良作(かつお気に入り)の金曜時代劇「柳生十兵衛七番勝負」シリーズの脚本を書いていたとは思わなかった。しかもかなりのベテランとは。ひとまず1巻は読んでみようかな。

*1:ウィザード級ハッカーを称して「暗号屋」ってのは気に入った!

*2:まあ、徳間とバンダイビジュアルが組んでいるから、もともと力はあるんだろうけど。