自衛隊の大砲を使ったコンサート

http://www.mod.go.jp/gsdf/eae/prcenter/taiho.html
10/20に同僚と行ってきた。前回の大雨開催とは一転して見事な好天に恵まれたので嬉しい限り。当たり前だけど周囲は自衛官だらけで、階級章を見るとけっこう上の人もかり出されていた感じ(まあ翌日観閲式だしな)。場内放送もお約束の「何かあったらお近くの警察・係員」じゃなくて「お近くの自衛隊員に〜」に変わっていて、敷地内であることを実感(つーか、体力馬鹿軍団の真ん中で何かしでかす阿呆もいないと思うけど)。そして警備の自衛隊員は終始直立不動で周囲ににらみを効かせたまま。やっぱ、肉体的にも精神的にも鍛えられ方がハンパじゃないです。行動一つ一つもびしっとしていて見ていて気持ちよかった。
さて、お楽しみの音楽隊の演奏は晴天下の元だけあって、前回とは比較にならないほどのうまさで感激(こういうの聴くと、またやりたくなってくるよなあ)。直射日光下で、管や皮が伸びるだろうに、ピッチズレや音のうわずりもほとんどなし。お見事。自衛隊太鼓なるものもあったけど、まさに「体力馬鹿にしか出来ない大迫力の太鼓拍子」でした(よく筋肉が持つよ、マジで)。・・・あと松本零士先生も前回に引き続き参加してスピーチ。正直、最近は壊れたスピーカーみたいに同じ発言を繰り返すことが多いので、長年のファンとしては見るのが辛かったんだけど、今日は往年のカンを取り戻したのか普通のスピーチ(しかも演説中は直立不動!)。ホッとした。
んで、肝心の大砲だけど・・・座った位置が意図せず砲列四門が並ぶ真っ正面。いや、何というか・・・前回は大砲から最も離れた場所にいてあの衝撃だったので色々覚悟はしていたんだけど、まさに百聞は一見にしかず。「音量」なんて言葉では表現できないことを改めて実感。正直音なんてどーでも良くて、空気そのものが叩き付けてくるんだから。そして大序曲1814年ラストは連発とくる。脳みそを叩きまくられてフラフラになりながらも、第1特科隊の砲撃シークエンスが見れたり(砲手の一人に女性がいたなあ)、どうやって音楽隊とタイミングを合わせていたのかをじっくり見れたりと最高のイベントでした。もちろん、音楽会終了後は、会場後方にずらりと並んだ陸自装備を堪能(女性のマニアが多かったなあ。隊員に質問攻めしてた人もいたし)。撤収中の工科学校儀仗隊の少年達が、客にせがまれてその場で誇らしげに直立&ドリルをしてくれたのが微笑ましかった(いかにも少年らしいハニカミ具合がまた新鮮)。次回は、また三年後かあ・・・。
http://www.ascii.jp/elem/000/000/077/77014/(ASCII.jp〜動画あります)