シャイニング・ウインド〜アナザーリンク

今更ではあるけど、未読の山にあったので読んでみた(ゲームは未だ積んだまま)。ん〜、やっぱキャラの名前って大事なんだなあと思ったり。シャイニング・ウインドのキャラはどれも日本人離れした名前(というか、ムリヤリ日本風の漢字を当てたというか)なんだけど、本文中にその名前が出てくるたびに作品の雰囲気がどっかに吹っ飛んでしまって苦笑いだけが出てしまう。加納新太という作家は、けっこう面白い文章を書ける人なんだけど、随所に難儀しているような雰囲気が感じられて、それも違和感を覚える一因だった。完全に日本が舞台の話なのに、徹頭徹尾西洋ネタばかりというのも厳しいよな。作中に、そんなことに対する作家のグチが見え隠れしていたし。正直、物語としてはけっこう残念。舞台もキャラも一新して、完全オリジナルとして再構成したら、普通のファンタジー系ラノベとして楽しめると思うんだけど。