狼と香辛料

狼と香辛料 (電撃文庫)

狼と香辛料 (電撃文庫)

某所で「経済ラノベ」なる奇妙な評価があったので読んでみた。中世世界における行商人の話ですか。良くある一般向け経済小説は別にしても、確かにこういう切り口のラノベは無かった気はする(勿論、現代を舞台にした跳梁跋扈な経済戦争小説とは違ってかなり平和だけど)。帯を見るとかなり人気があるみたいだ・・・まあ、ラノベだから経済がどーこーというよりキャラの魅力(正確にはホロ)が全てなんだろうけど。江戸弁を話すキャラは、きくち正太の「おせん」の主人公以外だと初めてかも。にしても、この傾向はツンデレ系の強い(or年上)女にあこがれる少年が多くなったということなんかな。昔ながらの正統派ヒロインはもはや十把一絡げのワゴンセールか不良在庫か。まああと何年かすれば揺り戻しもありそうだけど。続きも読んでみようかな。