女皇の帝国〜内親王那子様の聖戦(2)

(作者のHP)

第二巻なんて出るのかねえ〜と思っていたら出ていたので購入(苦笑)。萌え戦記なんて・・・と敬遠する戦記ファンより萌えファンの方が多かったのか、実は双方の客層がかぶっていただけなのか分からんけど(でもこの本の読者層って、MG★あくしずを読んでいる人多いだろうなあ)。内容は、相変わらずのライト戦記風味。二次大戦中の試作&仮想兵器ネタを知っている人はより楽しめると思う。逆にヘビーな仮想太平洋戦争を期待すると「なんでやねん」を連呼すること必至。まあ、そんな人は表紙を見た瞬間に買うのを辞めると思うんだけどさ。
中身は適度に萌えと燃えが入っていて、しかも戦争はしているものの血飛沫率はかなり低い。同じ萌え戦記系でもスカーレット・ストームシリーズは血飛沫どころか死亡率激高だから、そう言う点でも安心できるし読みやすいと思う。逆に「戦争なんだから、女子供かまわず悲惨な目に遭うようなシーンも必要だろう」という御仁には甘いとも言える。・・・が、まあいいじゃないか。普通に車内で読んでいたら、突然目の前にメイドさんの挿絵が出てきて吹き出しそうになったことに比べたら。同じ作者の「血闘絶対国防圏」では巫女さんとメイドさんが頑張っていたけど、まさかここでああくるとは・・・やられた。(でも予想外のところでメイドさんが見れて嬉しい自分も居たりする)次巻はかなりヘビーな展開っぽいけど、やっぱ見た目の死亡率は低めなのかな。