ストライクウィッチーズ 参ノ巻

地上アニメ化も決まった本作(酷評だったOVA版の二の轍を踏むなよ〜)。正直、本文よりも「作者が熱くWWII時代の航空機を語っている」あとがきのほうが面白かったというのは問題有りなのではないかと。レズ成分も別にいいんだけどさあ・・・ぶっちゃけ、その話しかしてないんだもの。たまに正気に戻って「戦争」の部分も描くけど、その大半があとがきで描いているような「戦技」と「航空スペック」の話だけ。この小説をxxx字以内に要約しなさい、という課題が出たら真っ先に削除されるくらいの扱い。そんなにそっちだけが書きたいならさあ、今ならキルタイムコミュニケーションが書かせてくれるからそっちでやってくれよ。最初からそのつもりで書いてくれるなら、ちゃんとそういう作品として購入するから。同じ萌え系擬人化キャラを売りした「戦い」を書くなら、せめて「MC★あくしず」の超バランス感覚を見習ってくれ。
確かに、原作の島田フミカネが「キャラが死ぬシーンは絶対に書かない」と宣言しているから、戦争物として書きにくいことはあるかもしれんけど・・・なんで「兵器の擬人化」なんてニッチなジャンルが存在しているのか、というところをもう一回考えてくれ。頼むから。