コミックマーケットでのエスカレーター対応と手荷物検査

コミックマーケット準備会からの緊急のお知らせ
正式告知は上記リンクからどうぞ。非常に大事なことなので、立場・参加予定時刻にかかわらず必読必至。
ついにこういう事態になってしまったか。大混乱になること必至だぞ。これからのコミケ/コミケットの将来と発展のためのやむを得ない措置というのは十分理解できる。・・・が、これを機会とした崩壊が始まる可能性の方が高い気がする。

  • エスカレーターの一部運用の停止

こちらはほぼ予想通り。実際の影響はかなり低いだろう。個人的には全エスカレーターの停止もあるかな、と思っていたのでそれを考えればほとんど影響はないと言って良いと思う。

  • 入場前の全参加者への手荷物検査開始

問題はこちら。先に個人的見解を述べておくと「致し方ないとは思う。が、一般参加者のストレス増大はこれまでの比ではなくなくなる」ということ。今現在、あれだけの人数を1時間強で会場に誘導できていたのだが、今後は完全に不可能となる。おそらく、かつての晴海のように「朝の6時に列に並んで、入れたのは14時過ぎ」なんて状況がおきたとしても、まったく不思議に思わない。いや、むしろ「それすら早かった」という事態になってくるだろう。誇張でも何でもなく、マトモに本を購入できるのは徹夜組とチケット組しかいなくなるだろうし、昨今勢力が減衰していた「転売屋」も一気に勢力を盛り返すに違いない(書店売りサークルは増えてはいるけど、それが出来ないサークル・信条的に書店売りはしないサークルも、未だ多い。そしてその意志を否定するつもりもない。)。真面目な人ほど馬鹿を見る、その典型がここにもできあがるわけで。(徹夜組対策は一向に進まないのに、手荷物検査が即採用ってのは、こー納得いかない部分もあるんだが)
マスコミでニュースになるくらいの超大規模イベントが無事運用できたのは、ボランティアスタッフとサークル・一般参加者達の「コミケを作って守っていこう」という自主的な意志があったからこそだと思う。その意志の一端が今回崩されるということになる。そして「チェックをかいくぐって事件が発生した」ら、さらなる警備体制&追加規制を求められ、対策が発動するのも当たり前*1。そしてそうなるごとに「主催者がチェックしてるんだから、スルーされたら俺たち何やってもOK」などと勘違いする輩も当然増えていく。・・・完全に出口のない袋小路に追いつめられたな。

・・・3日目は、文字通り地獄絵図になりそうだ。たぶん、自分の購入したいサークルの三分の一でも入手できればラッキーなんだろうなあ。大手・人気サークルはほぼ全滅と考えるしかない(悲しいなあ)。

*1:その前に行政命令で開催禁止にされるだろうけどな。