神船7号のねつ造騒動と人間模様（その3）

ところで、このパターンはかつて「SFの冬」「SF壊滅」時代となってしまった最大の要因である「SFファンだけで、排斥性の極めて強い内向きのコミュニティを発生＆形成し、それ以外の人々をひたすらに見下しこき下ろした」行為を地で踏襲しているんですよね。しかも困ったことに、今回主張されている方の大半は、かつてのこのコミュニティにどっぷり浸った方が多く見受けられること（そして現在進行形らしい）。ここ数年、またSFが盛り返してきて嬉しいなあと思っていたんだけど、当事者達の認識は何一つ変わっていなかったことが奇しくも証明されてしまい、ちょっと寂しくなったり。
「栄光ある孤立」も気持ち良いのだろうけど、それでは一般大衆へのアピールができるはずもなく。日本の宇宙航空分野の「広報能力の低さ」について、彼等は関係者によく要望をしているみたいだけど、それを主張している彼等自身が昔のままだったとはなあ。残念。