おたくの娘さん(5)

おたくの娘さん 第五集 (角川コミックス ドラゴンJr. 100-5)

おたくの娘さん 第五集 (角川コミックス ドラゴンJr. 100-5)

あっさりと後半に向けての大ネタを色々出してきたねえ。まあ、この割り切り方は嫌いじゃないけど。読者に明確にラストを見せることで、本人も退路がなくなったようなものだし。テーマとしてはバランスが非常に難しい感じではあるけど、なんとか走りきってくれ。
ついでに小説版の「おたくの娘さん 小説集 (角川コミックスドラゴンJr.)」も読んでみた。内容は可もなく不可もない普通のラノベ。マニア系の話や同人界隈の話をそれなりに仕込んではいるけど、作者は極端にディープな知識を持っている感じではないのかな。(その手の知識がある段階で、一般にはディープ過ぎるのかもしれないけど)ただあまりにクセがない文章だから、印象に残りにくいんだよな。困ったもんだ。あ、でもこの本の装丁はちょっと面白かった。太田出版かと思ったよ。