ソマリア沖・対海賊戦

ニュースを見る限り、海賊側も場所を変えたり手を変えたりとで連合軍(と言っていいよね?)と渡り合っているようで。その中で今日見たニュースが三本。

  • 人質の米国人船長、米海軍特殊部隊が救出

船長が自ら人質になるとか、脱出しようとして一度失敗したとか色々あった末に、ついに米海軍の特殊部隊が救出・・・ハリウッドが手ぐすね引いて待っているような展開だ。それにしても海軍特殊部隊ってことはたぶん、SEALSを出したんだろうなあ。世界最強クラスの特殊部隊を惜しげもなく投入してくるとは、流石に予想してなかった。オバマ大統領も意地を見せたかったろうし、今後こういう「戦争」が増える事への実地演習の意味もあったのかもしれない。まあ自国民だからこその判断だったのは間違いないけど。

  • フランス海軍、ヨットの人質救出なるも、うち一名が死亡

いくつか記事を見る限り、こちらも海軍特殊部隊が出張った様子。フランス海軍の特殊部隊ってなんだっけ・・・とWikipediaを見ると、特殊作戦司令部麾下に「海軍コマンドー」というそのまんまな部隊があるらしい。記事によっては「仏軍フリゲート艦と銃撃戦になった」ともあるから特殊部隊が本当に出撃したのかは何とも言えないけど、そらそんな状況になったら人質に流れ弾が当っても不思議はない。銃撃戦になる前に制圧するのが特殊部隊の真骨頂であるし、ヨットなんて鉛玉を防ぐようには出来ていない。亡くなったヨットの船長には哀悼の意を。

んで、こちらは非殺傷兵器「長距離音響発生装置」で撃退という記事。人質の有無は大きいとは言え、鉛玉一発発射していない自衛隊はやっぱり色々特殊と思う。武装もかつてナチスも研究したという音響兵器を実用化しているし。これで二回目と言うからよく仕事をしていると思うけど、マスコミの論調はほとんどが「国会決議違反じゃないのか」「自衛隊の暴走を食い止めろ」と言わんばかりのもの。まあ原則論はそうだけど、少しは褒めてやれよ。