セーラー服と重戦車(3)

セーラー服と重戦車 3 (チャンピオンREDコミックス)

セーラー服と重戦車 3 (チャンピオンREDコミックス)

少年誌お約束の「バトル大会」的展開(あるいはミリオタ夢の対戦カード)になっているのに笑う。それにしても、ヘッツァーを出してくるとはねえ。パイパーの敬礼シーンで「ローマ式敬礼」とはっきり言っているのは、「ナチス専用」と誤解されがちなことを回避するためだったのかな。そして、なんか文句言いつつ買い続けている自分に驚いている。
正直、3巻まで到達してまだまだ終わる様子がないとは思わなかったし。なんせ、基本的に野上キャラの「エロス」は、オタク一般界隈に受けるものと少し方向が違って中途半端にリアル系入っているし、WTM*1やストウィチ等の反応から、まだ一定数ミリタリーファンがいるということも分かってはいても、そう多いわけでもないはずだから支持基盤もさほど分厚いとは思わないのに、よく続いていると思う。まあ、チャンピオン系(秋田書店系)だからこそ続けられる作品であることは間違いない。WWII当時の戦車+各国の色彩が強いキャラ設定と、ライトオタには縁のない情報で塗り固められているしなあ(苦笑)。
野上氏自身は、こちらで戦車、「月の海のるあ」で飛行機と戦艦をがりがり描けているから、今が幸せな時期かもしれないけど。

*1:ワールドタンクミュージアム食玩ブーム火付け役の一つとなった商品。