出版大手三社他、ブックオフ株取得へ

今日早朝から笑わせてもらったNHKニュース。概要は

講談社小学館集英社大日本印刷と組んで、ブックオフの株式30%を筆頭株主から買い取ることで最終調整中

というもの。ブックオフ不正経理が発覚してから業績不振に陥り、投資ファンド等に株式を売却して再建中だったらしい。んで、その株式を出版大手らが買い取るという筋書き。
目の上のたんこぶというか、不倶戴天の敵というか、蛇蝎のごとく嫌っていた相手をついに食いますか。まあ、出版社側でも中古市場が無視できなくなってしまったというやむを得ない事情も垣間見えるけど。この株式買収が実現したら、出版社がごっそりメスを入れるだろうから、ブックオフの方針は大きく変わるんだろうなあ。ブックオフのやり方はいち本好きとして納得できない事が多々ある*1。ただ、普通の古本屋では拒否される本を二束三文とは言え買い取ってくれる点については助かっていた部分もある…さてどうなるのかねえ…。
(追記)自分のような野次馬的感想以外に、しっかり状況を分析されているブロガーも続々。それらの方の論を見る限りでは、キーパーソンは「大日本印刷」になってくるようだ。大日本印刷は、ニュースを見ていると「印刷会社」というより「(広範囲な)IT技術会社」になっている感じなんだけど、ここがどういう青写真を描いているのかが今ひとつピンと来ない。
理解しやすい状況分析がされていたエントリがありましたので紹介しておきます。
http://d.hatena.ne.jp/solar/20090513

*1:wikipediaに色々書いてある。本にヤスリを入れてわざとキレイに見せて古書としての価値をゼロにしたり、作者サイン入りでも落書き本として廃棄とか、帯を捨てるとか