児ポ法改悪や表現規制、18禁ゲーム規制反対派の衆院選挙

人権擁護法案」「青環法」「ネット規制法」の時にも政治に注目したことはあったけど、今回ほど真剣になったことはない気がする。まあ根っこにある考えは以前の物と同じで、「ちょっとだけ聞くと大変耳障りの良いことに聞こえるけど、自身の意志でしっかり突っ込むとヤバいことがてんこ盛り」ということではあるのだけれど。
そんなわけで、改めて衆院選に向けて基本的なことを押さえてみた。

衆議院議員総選挙 - Wikipedia
小選挙区比例代表並立制』。つまり、自身の選挙区の個人に一票、支持する政党に一票という二票を投ずることになる。小選挙区は、各選挙区で1位の人だけが当選する。比例区は全国を11のブロックにわけて、各ブロックごとに政党の得票数から比率をだし、比例名簿順に従って当選者を出す。そして、小選挙区比例区の両方で立候補が可能。
小選挙区は分かりやすいからいいとして。比例区は「全国1ブロック」ではないので、在住している県がどのブロックに当てはまるのかを先に確認する必要がある。そして、支持政党の比例名簿を確認し(政党のHPや選挙管理委員のHPに行けば見ることができると思う)、当選させたい人がいるなら投票する。逆に、名簿上には当選させたい人が誰もいないなら、別の党にしておいたほうがいい。

  • 単純な政党区分で判断すると「反対派」にとっては不利

あまり話題にはなっていないが、自民党にも「規制反対派」はいるし、民主党にも「ガチの規制賛成派」がいる。少なくとも、今回の規制に関しては単純に「自公だから×、民主だから○」とすると、逆に痛い目に遭う。必ず、自分の選挙区に「政党を問わず、反対派か賛成派がいるかを確認」して、投票行動に移るべし。もし、賛成派しかいなければ、対立候補に投票を*1

自身の選挙区ではどうだろうか…と言うときは、以下のHPやブログが参考になると思う。他にも多くの方が同様のリストをHPやブログで出しているので検索してみると吉。

  • 民主一人勝ちもよろしくない

マスコミは民主に勝って欲しいらしいので、彼等を攻撃する記事は出さない。が、民主党の動向もきっちり見ていくとかなり怪しい。「特ア系最優先政策」「日本の無条件土下座外交のさらなる推進」は相変わらずだし、「敵味方に同じ問題が発生しても、相手は徹底攻撃・自分は自己完結して勝手に無罪承認」なんてことを行っている。おまけに「マニフェストに書いても出来なかった奴は「ごめん」と言えばいい」とか言っている。誰かにとって”極端に耳障りの良いこと”を言っている人は、基本的に疑ってかかった方がよい。
できれば、票は野党に分散してくれたほうが理想的。新党日本とか社民とか共産党とかに適度に分散してくれれば…。

「選挙公約」が「マニフェスト」という名前に変わったはいつだったか忘れた。当時は「言っただけで無視される選挙公約ではなく、海外で政党通信簿代わりになっているマニフェストを導入!」なんて景気の良いこと言っていたけど、結局日本では選挙公約時代を超える物ではなかった。何より、マニフェストの結果を第三者が厳しくチェックして広く公表するシステムが日本には生まれなかった。せいぜい、党自身が自己採点して「良くできた!」と自画自賛するだけのシステムになってしまっている。
また、「マニフェストに乗ったことは必ずやる」わけではない日本の政党は、同時に「マニフェストに書かなくても、やりたいことは勝手にやる」という意味にもなっている。民主党が、これまで発言していた主張を一気に取り下げてマニフェストに書かなくなっているけど、これはあからさまな選挙向け。選挙が終われば、マニフェストに書かなかったことをしれっと出してくることは必定。注意すること。

*1:ネガティブボーティングと言います。