夏のあらし!春夏冬中
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2010/01/13
- メディア: CD
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原作未読。回を増すごとに、見ているこっちが色々ノスタルジックな感傷に浸ってしまう感じだった。なんというか、「うる星やつら」等のアニメが流行っていた時代の空気が漂っていて、本能的にその手のスイッチがバチーンとONになってしまうような。新房&シャフトコンビとしてはかなり押さえた演技になっていたけれども、それが逆に良い雰囲気を出していたように思う。物語の端々に「確実に来る終わりの日」という要素を埋め込んでいたのもその一つなのだろう。でも、そんな「おっさんほいほい」な空気がたまらなく気持ち良かった。
第三期があるかどうかは判らないけど、できれば「小夜子と一の別れの日」までアニメ化してくれれば嬉しい。原作も同じような雰囲気で物語が展開しているのなら、読んでみても良いかもなあ。
それにしても、本作といい「そらのおとしもの」といい、昭和懐メロがここまで心に染みる時がくるとは。良くも悪くも年を重ねたってことなんだろうなあ。