うみねこのなく頃に
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TVアニメーション 「うみねこのなく頃に」 コレクターズエディション <初回限定版> Note.05 [DVD]
- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
- 発売日: 2010/02/24
- メディア: DVD
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原作をプレイしていないのでその点についてはどうこう言えないけど、「「舞台殺人劇をメタ視点で見下ろす登場人物」を見る視聴者」という立ち位置は、どうにも妙な感じだ。どこに視点を持っていっていいのか判らないし、それらの情報はメタ視点から提示された主観的情報でしかないので、映像そのものを額面通り受け取ること自体がナンセンスでもある。というか、それらの情報を元に「物語を楽しむ」という行為がバカを見るとでも言うか。最終回で一気にこじつけ暴論で色々クリアしていくのは、だから物凄く違和感がある。まあ、それもチャラというのはCパートで宣言されているので、その点に文句をつけること自体が否定されているんだけど。とても高尚な投げっぱなしとでも言うんだろうか。
なので、結局凄惨なエログロサスペンスを絵として楽しむことくらいしか素直に見るところがなくなってしまう。幸いなことに絵は綺麗だし。せめて原作を見ていなくても「おおなるほど」と膝を打つような展開を見せて欲しかった…まあ、これは同じスタッフが作った「ひぐらし」でも似たような傾向だったので、やっぱりここに文句をつけるのは今更なんだろうけど。むう。