表現規制関連の動きがあったらしい・その2

東京都の青少年健全育成条例=表現規制条例について、規制反対派の関連サイトでの動きが活発になってきた。あと、これは未確認だけど昨年末に出版業界も意見書を提出したという話もある。そもそも、昨年末の意見書の募集で1600件もの多くの意見が集まりその9割が反対意見だったにもかかわらず、その結果として出てきた法案がほとんど変わっていなかったという事実は、少なくとも東京都の青少年健全育成条例の法務部会という場所は、民意を推し量る場所ではなく、自身の意志のみを絶対正義として認識しているカルト的な思想の部会であることが明らかになってしまっている。これは法案の危険性だけでなく、民主的行政システムそのものの否定でもあると個人的には思っている。
とにかく、反対の意見を提出できる場所なり宛先なりを知りたい。微力とはいえ、色々考えて送ったパブコメ(しかも多数派)がこんな形で反映されるのを黙って見ていては、なんのために税金を納めているのかすら判らない。
そんな動きの中、国会議員のなかで「児童ポルノ表現規制」について冷静に話し合う「コンテンツ文化研究会」があったとカマヤンさんのブログに記事が上がった。
「コンテンツ文化研究会」の院内集会ほか - カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記
あとこちらも。北へ。の国から:『児童ポルノ禁止法の慎重な改正論議を求める院内集会』 まとめ
保坂元議員も参加されていたようで、参加者の記事やらブログを見て回る限り、表現規制反対派が本来思い描く冷静な場であった様子。少なくとも、関係各位の記事を見る限りでは「なぜこれまでこういう冷静な議論ができなかったのだろうか」と素朴に疑問に思うくらいだ…まあ、その問題点自身もカマヤンさんが転載されていた渋井哲也さんのTwitter発言ではっきりと言われているんだけど。
とにかく、東京都青少年健全育成条例…という名ばかりの極端な表現・情報・出版規制令の詳細が出たら改めて確認してから、やれることをやる予定。