産経新聞のアンケートと、規制派のアンケート攻勢

http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/100513/sty1005131147003-n1.htm
ここでアンケートを開始している(5/18火まで)。ただ、相変わらずタイトルに「漫画児童ポルノ」という造語を使用している辺りが、結論ありきのアンケートっぽくて非常に問題。(児ポ法表現規制関連の用語については、こちらでまとめています)反対の方向でアンケートを書いた上で、その旨をコメントした方が良いかと。個人的に、産経は政権に敵対的報道をしている唯一の大手メディアという立ち位置は面白いと思うけど、表現規制に関しては圧倒的に規制寄りありきで報道(または大本営発表)を繰り返しているので非常に不満。

  • 規制派によるアンケート活動

twitterを眺めていると、幼稚園を含む学校(PTAなど)で規制賛成へのアンケート活動が展開されているらしい。そのスキャンはこちらにある。内容としては、以前に東京都が作成した「説明文書」に準拠しているため、実際の条例案の内容とかけ離れている。特に「2」では「一般の書棚で〜普通に入手できる」とあるが、これは嘘。コンビニですら、誌面2カ所にシールを貼って中を見れないようになっている*1し、一般書店・個人書店での成人図書の扱いは色々リスクがあって量が少ない。「かわいいから手にとって〜」という状況が発生しにくくなっているのが実際。実は、実在の児童ポルノをネット上で探すのも、興味本位程度ではかなり難しくなっていて、これは出版社やネット運営プロバイダーが自主的にコントロールしている結果。ただし、「この世からあらゆるものを消滅させ浄化する」という物理的に不可能なことを現実目標を掲げているのであれば話は別だけど、それこそ「現実と架空の区別が出来ていない」例。

*1:シールを剥がすと、すぐに張り直しor発売禁止になる。