はやぶさカプセル&相模原キャンパス特別公開

少し寝坊してしまったこともあり、並んだ直後には「5時間待ち」なんて声もあったけど、結局2時間半程度でカプセルを見ることが出来た。ニュースでも報道されていたけど、これが7年間かけて宇宙を往復してきた物体とは思えないほど綺麗な状態だったのに驚き。突入カプセルの外装部分についても、「丹念に焼き上げた土鍋の底」みたいな感じではあったものの、その形状や状態は美しいの一言。この美しさ自体が、はやぶさと運用スタッフの成果の一つと思う。
相模原キャンパスに入るのは初めてだったが、「特別公開」なんて銘打っていた割に、そのノリは理系大学の文化祭というか学園祭のそれだった(苦笑)。あちらこちらにパネルや模型が展示してあり、おそらく各研究の担当者とおぼしき揃いのはんてんやらシャツだのを着た人たちが満面の笑みを浮かべながらしゃべるしゃべる。そして、それを聞いている一般人もしゃべるしゃべる。ここは宇宙系理系ヲタの集積場。パネル展示主体の学園祭をやっている学校は一度これを見学に来るとよい。演出とやる気で、ココまで楽しいものが作り上げられるのだから。
でも良かったな〜。最新のイオンエンジンの現物(稼働中)を見れたし、イカロスやあかつきの実験モデルも見れたし、イプシロンロケットの資料も見れたし、はやぶさカプセル回収班の「漫才」のような楽しいお話も聞けたし。満足。