よつばと!(10)

よつばと! 10 (電撃コミックス)

よつばと! 10 (電撃コミックス)

物語自体は本当にただの…いや、徹底した日常話。そう言う意味ではドラマ性はほぼ皆無だった。まあ仁王さんの話は好きだったけど。
そのせいか知らないけど、風香の健康なお色気炸裂モードとか妙にエロいみうらのかーちゃんとかそういうのばっかりに目が行ってしまった(苦笑)。まあ、なぜそう思ってしまうのかは明確で、とにかくあずまきよひこという作家の「デッサン力」「描写力」「観察力」のなせるワザなのだろう。顔と手こそ漫画的な簡略表現になっているけど、首から下の服装・腕や脚の描写が本当に写実的に描かれている。おっぱいの下乳に当る部分の描写(ボタンの見え方とか)をここまでちゃんと反映させている人は、エロゲ原画氏だってほとんどいない。日本では「神は細部に宿る」というけど、まさにその一面が発揮されているんだと思う。