スペース☆ダンディ

過去作消化。これくらい野心的な作品が増えて欲しい。
スペースオペラ」という下敷きさえあっていれば、後は何をしても良いという様々な分野のクリエイターにとってはおもちゃ箱のような作品が、実質2クール続いたというのはそれだけでも素晴らしいことと思う。過去に煮たコンセプトの作品といえば「ギャラクシーエンジェル」があったけど、あちらは原作つきという制約があった(まあ後半はほとんどないも同然だったけど)。しかしこちらは本当にやりたい放題。しかも毎回様々な方面に突き抜けた内容で見ているほうもおもちゃ箱を覗き込んでいる感覚だった。
まあ後半になればなるほど、前衛的というかプログレ的というか概念的というかそういう方向に進んでいったので、ついていけなかった人も居るんだろうな、とは思うけど。私個人としては大当たりだった。(ラストに無駄に壮大な話になるのも「あるある」的だったし)またこんな作品が出てきてくれないものだろうか。