灰と幻想のグリムガル

今期終了第X弾。こういうのもいいね。
原作未読。最初は見る予定はなかったが、絵の雰囲気が気に入って見始めた。第一話冒頭は「なんだよ、また異世界転生無双系か」とため息が出てしまったんだけど、まさかの初心者パーティー物語ということで見続けてしまった。印象としては、はるか昔にPCでウィザードリィでプレイし始めた頃を彷彿としてしまって、アニメーションを見ていると同時にあの頃のプレイ風景を思い出すというおかしな感じになってしまった。実際、「キャラ死亡→FDDアクセスボタンが光る前にリセットボタン」を覚えるまでに何人のキャラが死んだっけなあ。キャラ名のストックもあっという間になくなって適当につけていた気もする。ゴブリン、コボルドが強敵だった時期は確かにあった。どのキャラも控えめだったのもこの作品を気に入った理由なのかもしれない。女性キャラはどれも色々魅力的だったし、男性陣も(女性陣に比べるとどうしても描写は減り気味だけど)いい配置だったように思う。
個人的には「なぜこの世界に強制転移されたのか」という根本部分に触れて欲しいところなんだけど、最終回のナレーションを聞く限りだとそれは望み薄なのかな。それこそ「たまたま元の世界を完全に記憶している一人が、世界の根本の破壊と元の世界への帰還を目指して戦う」というのもあっていいテーマとは思うんだがなあ。原作はまだ続いているそうだけど、そのあたりはどうなのかしらん。