僕らはみんな河合荘

過去作消化。当初思い描いていたより良かった。
原作既読。最初はこのびいどろ細工のような硬質な絵作りにはかなり疑問を持っていたんだけど、物語を進めるにつれて、ヒロインの律っちゃんの「いつか壊れそうなはかなさ」「強気だけど繊細」という雰囲気を前面に押し出した絵であると理解できて、後半はむしろとても雰囲気にあっていると思うようになった。まあでも、律っちゃんはいいよねえ。主人公君にはぜひ頑張ってもらって最後はくっついて欲しいもんだ(原作で)。道を歩きながら読書は、かつての「読子・リードマン」を髣髴とさせるけど、実際街中ではああいうことできないからねえ(といいつつ、歩きスマホは普通にやっている人が居るわけで)。実はずいぶん昔にためしに一回やったことがあるけど、あっという間に本の世界に没頭しすぎて、「これは危険すぎる」とそれきりやめた(苦笑)。歩きスマホの大半は、SNSかソシャゲで、あくまで片手間でできるからこそなんだろうけど、本はそうはいかないからねえ。