Dimension W(11-16)

いやー、よくもまあこれだけの空想科学設定を使ってこれだけの物語を描き切ったもんだと思う。次元Wエネルギーが「可能性」と言われたときは「は?人の意思とか?なんかありがちな気もするけど」とかあまり考えもせずに思ったもんだけど、最終巻の作者のコメントを見ていろいろと合点はいった。多分、ハードSF小説家からすればいろいろ突っ込みたいところもあるんだろうけど、マンガとしては十分に面白いSFを描けたんだから十分に合格点だと思う。
そして最後までミラがかわいかったから200点だ(おい)。まあ最後にレーダーもコイルも尻尾もなくなって「メカ娘だけど見た目は普通の少女」になってしまったのは「眼鏡っ子が本気を出して眼鏡をはずす」という残念感とつながる何かがあって、ほんの少しだけ残念だったけど。(え?フェチすぎる?)
アニメの二期があるなら本作のSF的な要素をガッツリやってほしいとは思うけど、一期の様子を見る限りは無理だろうなあ(というかそもそも二期はないとおもうけど)。