DARKER THAN BLACK 漆黒の花(4)

ああ…終わってしまった。帯に「巻末に岡村天斎監督のラストメッセージを収録!」とかあったから、「こりゃ第三期宣言でも来るのか?」とワクテカしてたら、まったく逆でほとんど「これで打ち止め宣言」同然で、漫画を読み終えた脱力感を合わせてとんでもなくガッカリしてしまったり。
まあそれはともかく。キャラ原案でもあった岩原氏の書くDTBは本当面白かった。特に銀はアニメ作品よりもずっと大人びて描かれていたように思えて、可愛いとか言う以前に「黒の嫁」オーラをガンガンに発していてなんというか微笑ましかった。そしてDTB名物「有名キャラがあっさり死ぬ」も踏襲されていて…まあ分かってはいますけどね、でもね、やっぱニーナは生き残って欲しかったなあ。まあ合理主義一辺倒の筈の契約者=パーセルが「敵を取ったぞ」というシーンはなんかじーんときた。パーセルにとって、この仇討ちは「まさに合理的」である、その事実に。*1
…ああ、もっと続きが読みたい。この世界設定で広がる物を見てみたい。でもこの作風はなかなか出せないのかもなあ。自分でも少し考えてみたけど、とても消化仕切れそうにないし。

*1:単純に岩原氏が契約者の合理主義設定を忘れただけかもしれないけど…でも、これはこれでよし!