涼宮ハルヒの憂鬱・第2話

涼宮ハルヒの溜息 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの溜息 (角川スニーカー文庫)

いやもう、流石京アニ。OPもメリハリあって動きまくるし、本編も動く動く。やっぱアニメは動いてなんぼ。動かない絵も演出次第ではあるけど、動くシーンがあるからこそ静寂シーンも生きるわけで。おお、しかもEDダンスがフルサイズだ!これでコマ送りチェックのやりがいがある!
・・・じゃなくて。キョンの一人語りが延々と続くのでなんだこれ、と思ったんだがどうも原作もそういう作りだそうで。キョンの中の人はギャラを倍もらうべきかと。ハルヒについては・・・実際に周りにこう言うのがいたら最初だけ面白いと思うだろうけど、結局ウザいと思うんだろうなあ。そして孤立化。第1話の最後のシーン*1でも思ったんだが、ハルヒというのは別に自立しているわけでも何でもなく、自分を映す鏡がないと不安で仕方が無く、そんな不安な自分がいやなのでずんずん前に進んでいるだけのような気がしてならない。*2なにより、キョンへの依存度が異常に思える。二言目にはキョンを呼び、自身をアピールしているんではないだろうかと思うほど。キョンの方から積極的に完全拒否されたら、どうなるんだろうか。

*1:一人で映画の出来を絶賛するハルヒのシーン

*2:あるいは、「常に倒れそうな棒(=ハルヒ)があり、普通はそのまま倒れるだけだがそれが嫌で勝手に一歩前に進む。倒れそうならつっかえ棒を使えばいいのにえり好みが激しく自ら拒否し続け、その間ずっと倒れやすかった。しかしようやくお気に召すつっかえ棒(=キョン)が出てきて安定化」状態