涼宮ハルヒの憤慨

涼宮ハルヒの憤慨 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの憤慨 (角川スニーカー文庫)

珪素生物に人工/機械知性体そして猫ときたら、もはや頭の中は「神林長平モード」になってしまうのはやっぱ病気なんだろうか。まあ流石に作者は神林的言語思索に陥るようなことはなかったわけだけど(キョンがそんな状況に陥るとも思えないが*1)、作者自身は神林長平を意識して書いたりしたのかな。シリーズを読んでいてとにかくSFが大好きというのはよく分かっているから、神林長平も読んでいるのだと思うし。・・・ああ、そういえば目に見えない微少な情報知性体そしてウイルスときたら「たったひとつの冴えたやりかた (ハヤカワ文庫SF)」を思い出してもの悲しくなるってのもありますな。俺だけか。

*1:どちらかと言えば、SOS団の連中は「天国にそっくりな星 (ハヤカワ文庫 JA)」の主人公に近いかも。