神のみぞ知るセカイ

神のみぞ知るセカイ 2 (少年サンデーコミックス)

展開としてはまあ一巻と変わらず。アイドル＆図書館といろんな意味で話題性のあるテーマをピックアップしているんで、まだ読者向けの「つかみ」をやっているのかなあ、と思ったりするけど。ただ、巻末の作者コメントを見る限りはけっこうポリシーを持って描いていることがわかったので、それだけでもちょいと楽しかったりして。
読んでいて気になったのは、（わずか二コマ程度だけど）リアルとゲームについての言及箇所。作品でも主人公が言っていたけど、通常のオタクは現実とゲーム世界は切り離すのが当たり前。（後ろ向きの解釈だけど）現実がつまらんからゲーム世界に没頭するのであって、そこをわざわざ現実世界と混同するのは暴挙以外の何物でもないわけで。こういう理屈を強弁する人の方が、あきらかに区別できていないんだよな。一部例外は当然存在するだろうけど、この手の皆様は「例外」を一気に「全体」に論理展開することが多いし（しかも、アニメ・ゲーム・漫画にのみ適用）。まさにそれが現実というなら、現実世界って不思議ですねえ。
それにしても、最近突発的に購入する少年系漫画単行本って、これと言い「あいこら」と言い、なぜか少年サンデーばっかりだな。