おたくの娘さん(第七集)
おたくの娘さん 第七集 (角川コミックス ドラゴンJr. 100-7)
- 作者: すたひろ
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2009/11/09
- メディア: コミック
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ただ、この作品はその絵柄と「オタク」というテーマを選んでいるのでわかりにくくなっているけど、以前から「家族」「人の関係性」「精神病理」を根底に流しているものだったから、こういう展開もある程度は予想されうるとファンなら判っていたと思うけどなあ。単純な「萌えマンガ」として読むには、内容がかなり重いと思うんだが。しかし、コータは今後どうすんのかねえ(苦笑)。幸村先輩と叶については、過去巻で「時限付家族関係」とはっきりとネタだしされているわけだし、また波乱がありそうだ。
森田先生の持ち込みの所は、「同人漫画家」と「商業漫画家」の線引きでもあるんだよな。自分の描きたいことを好き勝手に詰め込んだ作品と、対象となる読者を想定しリサーチした上で作成した作品とでは、商業ベースに乗るかどうかという観点では当然の結果。そのことに気づかせてくれた結果、今の地位があるのだから森田先生は管理人さんにずいぶん感謝しなくちゃいけないんだろう、うん。