進撃の巨人(2)(3)

一巻が気に入って続きもまとめて読了。物語の基本設定からしてそうそううまくいくことはないと思ってたけど、もともとが絶望的なシチュエーションだからこの緊張感といったらないねえ…。
ただ、ある意味今の時代にマッチした話なのかもしれない。1970-80年代にもこういうヘビーなテーマの内容は多かったが、その後ライトで前向き一辺倒(時折挫折があっても読者にたいした緊張は与えなかった)という流れが続いた。そう考えると、波の揺り戻しがきているのかもしれない。今後、持ち込み漫画でこういう傾向の物が増えてくるだろうけど、さて編集部側は都条例をはじめとする全国規模の精神浄化条例の進展に合わせて、どう判断するのか。