機動戦士ガンダムAGE 第3話

機動戦士ガンダムAGE 公式サイト | 機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN
なんかすべてが想定内すぎて盛上がりも驚きも全くない。日曜朝のカードゲーム系少年向けアニメと言われた方がまだしっくり来てしまう。科学考証を無視しているのは完全に子供向け(子供ならだませる)として作っているから良いとしても、物語を見ていて印象に残る物があまりないというのはちょっと…しかもガンダムの看板背負っているのに。今回はせいぜい「シャフト障害クリア後のオペ子の叫び」くらいじゃないかなあ、印象に残ったのは。それ以外は、なんというか「溜息をつきながらツッコミを入れるだけ」という感じか。
コロニーシャフトのエクソダスもカタルシスがゼロ。質量と長さを考えると戦艦で引っ張るには無茶だし、戦艦自体で引き出すといっても宇宙空間じゃエンジン噴射物でシャフトの頭を押し込んで前に進めない。だからシャフト自身に推力付けたんだろうけど、あの長大な棒(しかも周囲からの支えなし)を後ろから押すだけだと、エンジン部がコロニー内に入った段階で真っ直ぐ進むはずもなくシャフト出口を中心にしてみそすり運動が発生してポキリかなあ。例えば、シャフト内の住民を出来るだけ前の方に避難させるけど、そのような運動で後ろ半分が途中で折れて住人の半分死亡、とかやっても良かったのでは。
プラスにせよマイナスにせよ強い印象を残せたなら良かったんだろうけど、結局それも無かったからなあ。戦闘シーンもあまりに短調でつまらないし、チートライフルもなんかパシパシ撃っているだけ。一応ニュータイプの片鱗みたいな挙動はあったけど、ガンダムを前提に見ている上ユリンの存在や能力も視聴者は想像できているから「ふーん」でおしまい。むーん。せめてユリンのリボンを見てエミリーがムッとするくらいの女心を見せても良かったんでは。(戦闘直後にそんなことを、と言う気もするけど、この作品の空気なら普通にやっても良いかと思う)
それにしても感想に「山田」があちこちあったから何かと思ったら、Working!の山田にユリンの外見がそっくりということなのね(苦笑)。でも彼女が今の主人公の夫にはならないことはほぼ確定しているから、どっかで引退か死ぬんだろうなあ。