海竿

海竿―竿尾悟《海洋》ミリタリー短編コミックス (ヤングキングコミックス)

海竿―竿尾悟《海洋》ミリタリー短編コミックス (ヤングキングコミックス)

最初タイトルの意味が良くわからんかったけど、海保の話がメイン→「海猿」→竿尾氏が描く→「海竿」(語呂も良いし)ということだったのか。比較的大衆受けする方法でミリタリー漫画を描いている人と言えば、この竿尾氏と 野上武志氏の二人かな。ちょいと二人の方向性は違うけど、それが逆にミリタリー漫画世界の幅をつけているのが悪くない。
んで本作は海保のSSTがメイン…。まあ本作の説明にもあるとおり詳細が公開されていない組織だから好き放題に描いている感じだけど(苦笑)。TRIDENTSのEXは、本編中で自衛隊<海保みたいな描写がいくつかあったから、それに対するフォローのように感じた。でもまあ、今の日本ではあからさまに共同作戦なんて張れないから、こういうのが現実的な対処なのかもしれんなあ。実際、実戦を体験しない状態での自衛隊の錬度の高さは世界でも有名みたいだし(それを政府が阻んでいる状況がなんとも…人員がどんどん高齢化しているし、予算もどんどん減らされているし)。まあ、買ってよかったかな。
ただ、アワーズの新作…あれかなりわかりにくいんだよなあ。俺が馬鹿なだけなのかな。