空の境界 第5章「矛盾螺旋」

劇場版 空の境界
原作がだいぶうろ覚えだったせいか、「もう一回原作を読んで、映画を見直す」のが必要かな。ただ、かなり複雑だった本編を演出として分かりやすく整理したという意図は強く感じた。式サイドと幹也サイドとで明確に分けた上で、ラストで一本にするという方法は非常によい選択だと思う。ただ絵的な不満があるとすれば、せっかく日本刀を出してきたんだから、しっかりと見栄を切らせた演出を見せて欲しかったよ。もったいないにも程がある。
あと、原作を良く覚えていた友人や周りの観客の反応からは、原作での「キーとなる演出や見せ場がかなり変更されていて、第5章としての楽しみがかなり削減されただけじゃなく、今後の章で出てくるような伏線が消化できなくなる演出すらあった」という。ここまで十分に良い作品を作ってきたufotableだし、単純な原作読み込みミスとは思いたくないので何らかの演出的選択をしたものだと思うようにするつもり(パンフでも原作者は納得しているようだし。そこに書いてあった「ギリギリだと思います。でもこれもありかな」ってのは、つまりそういうことなのかな、と)。あるいは残り2章で伏線部分がどう消化されるのか(あるいは消化されるないような見せ方になるのか)を見るのも一つの楽しみ方かもしれない。・・・いや、まあそういう思惑とは関係なく単純な読み込みミスだったら悲しいけど。(まあそうだったら、脚本担当の平松さん自身が一番ショックだろうけど。ufotableの看板の一人だし)

狩人達の宴〜モンスターハンターコンセプトレストラン

http://www.pasela.co.jp/event/monhun/index.html
行ってみた。雨が降っていたせいだろうか、定員オーバーということはまったくなかった。17:00からのアルコールタイムを目標に店に行ったら、ちょうど17:00入場分の整理券を配っていたのはラッキーだった。ちなみに、会場の「カラオケパセラ渋谷店」は、カラオケ店とは思えないような綺麗な店だった。・・・そうだよな、ここ渋谷だもんな。
さて、肝心の料理については「おいしい」というより「モンハンのコンセプトを楽しむアミューズメントフード」と思うのが正解。いや、まずくはないのだけれど、特別うまいというほどのこともない。とにかく、料理については見た目で8割楽しむ所と割り切るのが吉。テーブルは4人席がほとんどだけど相席が普通。中途半端な人数だと、一人別テーブルと言うこともある。そしてモンハンの協力プレイについては・・・料理が出るまで、かな。出てきてから「料理と格闘」することになるから。以下、印象に残った料理。

  • ドリンク系

理科の実験室に並んでそうなフラスコや薬品瓶、アルコールランプが出てきた段階で笑うしかない。色もなかなか毒々しいし。「モンスターのXX系」は飲み物そのものがデザインされていて見た目も食感も楽しめる。

  • 肉系

形状はまさにゲームのそれ(まあ骨にハンバーグ状の肉を周りにつけて焼いているだけだけど)。おかげで食い応えもすごい。ただ、量も金額もかなりのものなので、とりあえず一つだけ注文して様子を見た方が良い。

  • その他

特筆すべきは「アイルーハニート」。ちょっとしたデザートのつもりで注文すると、その巨大さと分量の多さに唖然とすること必定。周りの壁はムリに食わず、内側を掘りながら食べるのが良策。

ミスミソウ【三角草】(1)(2)

ミスミソウ 【三角草】 (1) (ぶんか社コミックス)

ミスミソウ 【三角草】 (1) (ぶんか社コミックス)

ミスミソウ 【三角草】 (2) (ぶんか社コミックス)

ミスミソウ 【三角草】 (2) (ぶんか社コミックス)

「せき止められない憎しみに、少女の心は崩壊する。」というオビが書店で目に飛び込んできたため衝動買い。さらに、レジに持って行こうとしてこれが第2巻と気がついて第1巻も購入。で、看板に偽りなし。絵柄そのものは、どこか懐かしい感じがするものがあるけど、書いている内容は徹底的に現代の精神崩壊系マンガだった。過去に学校でいじめられた経験のある人なら、主人公の行動に嫌悪を抱きつつもどこか共感を覚えてしまうんじゃないだろうか(勿論、そのうち之99.9999%の人は被害逃避妄想の一コマで終わってしまうけど)。次巻で完結とのことで、どういう結末がまっているのか非常に楽しみだ。良い作品だと思う。

マクロスF

これまで各種死亡フラグをことごとく踏みつぶしてきたマクロスFだったけど、ラストも近づいてそうも行ってられなくなってきたのかなあ。・・・とは言え、ミハエルとクランには幸せになって欲しかったんだがなあ。