スターシップ・オペレーターズ(1)(水野良/電撃文庫)

水野良作品とは、ロードス島以来。新ロードスの頃に、その文体や展開方法にすっかり飽きが来て、以後まったく読まなくなったけど。
で、この作品を知ったのはアニメが先。「今期、SFアニメはあるかなあ」と探した結果がこれであって、水野良原作であったのを知ったのはその後。おかげで不安ありまくり。仕方なく、お試しで買ってみた。
…なんか、ずいぶん雰囲気が変わったような。SFだからこそ水野良お好みの理屈武装&語りで来ると思ったのに、それがずいぶん砕けている気がする。ただ、それは良い方向と言うよりは「むりやり現代のトレンドに迎合した結果、中途半端になってしまった老兵」のようにも感じなくもない。文系SFとしての開き直りと書き口は良いにしても、美少女書くのは絶対に苦手のように思えてならない。
まあ、続巻もあるみたいだし、買ってみるか思案中。