とある魔術の禁書目録

劇場版「とある魔術の禁書目録-エンデュミオンの奇蹟-」 公式サイト【アスキー・メディアワークス創立20周年記念作品】

今期終了第2弾。説明台詞がもう少し控えめならなあ…。
原作未読だけど、アニメだけで見る限りでは基本的にオムニバスな物語だったと思う。大筋の物語というのも一応あるんだろうけど、基本的には作者の引き出しにある超能力&魔術ネタを順番に開陳していることがメインで、結果的に何かの流れが作られているように見せたいんだろうな、と。だから、物語的にもあんまり前後関係を考えなくて良いという利点もあるわけで、あっさりと第2期も発表してしまっている理由もわかる(「〜電磁投射砲」がそれと考えて良いのであれば)。もちろん、不景気なので「確実に視聴率の録れる続編物を積極的に作る」という制作&財布持ちサイドの思惑も大いに働いていると思うけど。
絵とキャラ、声優は十分評価できる。物語序盤の延々たる説明台詞も後半になったら少しずつ解消してきたので(慣れただけかもしれんけど)、そのバランスを維持して続編を作って貰えればいいなあ。少なくとも、同様に「現実魔術ネタ」の原作をアニメにした「レンタルマギカ」と比較するならば、遙かにこちらの方が出来が良かったのは事実だし。