初音ミク -Project DIVA-
SEGA feat. HATSUNE MIKU Project | 初音ミク×セガ プロジェクト 公式サイト
- 出版社/メーカー: セガ
- 発売日: 2009/07/02
- メディア: Video Game
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一般のゲーム企業が全力で「同人ゲー」を作ったらどうなるか。その結果がこれだよ!そしてミクの「せ〜が〜」に震える。
実際の開発はセガ内製ではなく外注みたいだけど、よいところを見つけたと思う。初音ミクその他ボーカロイドコミュニティのことを良く理解した上で、余計な手を入れずに様々な欲望を素直に反映させたゲームと思う。やっていることは別にここで書くまでもないことなんだけど、俗に言う『判っている』仕様と言える。エディットモードは、さっそくニコ動等でも上がっているし、ネットコミュニティの間でデータをやりとりする方法も発見されている(これで友達がいない人も安心さ!)。このエディットモード、考えた…というか決断した人は凄いと思う。つまり「mp3音源」さえあればいくらでもゲームを増強できるわけなのだから。ゲームに入っていないボカロ過去曲も、これから生まれるであろう曲も、ボカロと無関係な曲も、全部ミク達に踊らせてゲームにすることが出来るのだから。
個人的に嬉しいのは、初音ミクだろうが外注だろうが、随所にセガっぽい「馬鹿なところ」「喧嘩を売るような超絶難易度」なんてのが転がっているところ。個人的には、この空気は「スペースチャンネル5」とか「セガガガ」に連なるもののようにも思える。シンプルだけど、プレイしていてとても楽しい*1。少なくとも、ニコニコ動画やPixivでボーカロイドを楽しんでいる人ならば、買って損はない。逆に「よく分からないけど、キャラ&音ゲー?」程度ならば買うだけ無駄。今度発売されるDQ等に回した方が良い。
で、ひとまずNormal/Greatレベルの全曲を解放した段階での経験則。
- Greatを目指すなら、他はいいのでチャンスタイムのコンボだけは落とさないこと。余裕があれば、チャンスタイムの手前からコンボをつなぐ形にすればより良し。
- 判定基準は後ろ寄り。ちょっとでも早いとアウトだけど、少しくらい遅れても間に合う。なのでほんのちょっと遅くなる感じでプレイすると良い。
- テンポの良い曲でリズムに乗るとどうしても"前押し"気味になるので、そう言うときこそ冷静になること。
- ただプレイしていて「動画が重い?」と思った場合のみ、ジャストタイミングを狙う。プログラムの判定が遅れ気味になる可能性があるため。
- プレイ中は絶対に背景を見ようと思わないこと。全画面をボーっと眺める感じで、ボタンマークの場所だけを確認する。
それにしても、ネットで目にした「初音ゲー」が「初音・ゲー(はつね・-)」と「初・音ゲー(はつ・おと-)」の両方で扱われているのは、偶然とはいえ面白い現象と思う。