いざ志願!おひとりさま自衛隊

岡田真理のほじくりコラム

いざ志願!おひとりさま自衛隊

いざ志願!おひとりさま自衛隊

個人的にプチミリオタということもあり、たまたまネットで見つけた本をamazonでポチる。なので、その直後に戦後初の予備自衛官の招集が発動されたことに個人的に驚いた。実は、予備自衛官自体に応募してみようかな…と思っていたこともあったが、その時初めて「年齢制限」なんて壁があったことを知ってしょんぼりしたこともある。言語堪能、というわけでもないしなあ。
さて本書は、とにかく文体が軽い。軽いんだけど「予備自衛官」とはどういう存在なのか、どういう訓練が実施されるのか、「国防意識」とはどういうものなのか、そして自衛官と言えども一人の人間であることを気軽に楽しく書かれている。正直、ここまで気楽にかつ詳細に予備自衛官自衛隊を書いた本は見たことがない。これはあれだ、ミリオタや自衛隊好きが読むよりも、自衛隊が存在している以上の知識がない人こそが読む本ではないかと思う。
んで読んでいて色々分かったこと…のごく一部。

  • 予備自衛官とは、他国では「予備役」のこと。日本以外なら「予備役」と言えば一発で通じるらしい。
  • 予備自衛官は、退役自衛官以外に民間からの志願も可能。その場合「予備自衛官補」>「予備自衛官」となる。
  • 予備自衛官にも階級はある。
  • 「節は食わねど高楊枝」と「カッコつけの大事さ」と「敬礼」
  • 「国民を守る使命感」

夜、NHKを見ていたら召集令状即応予備自衛官(元自衛官)に渡すシーンが放送されていた。その方は覚悟を決めた表情をしていたし、それを見送るお母さんもしっかりしていた。