BLUE DROP〜天使達の戯曲

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BLUE DROP~天使達の戯曲~ Vol.2 [DVD]

今期終了第10弾。なんか都合良くごまかされたような･･･。
原作は、現実でも作品歴史年表上でも色々時期を分けて制作されているようだけど(参考→BLUE DROP - Wikipedia)、それらをすべて網羅している人にとっては分かりやすい内容だったのだろうか。アニメだけ見ている自分にとっては「言いたいことは分かるんだけど、それにしては詰め込みすぎでは･･･」という印象がとても強い。スタッフは（目立つメンバーじゃないけど）一線級を揃えているだけあって、旨い具合にSFと学園ドラマと女性同士の愛憎を絡み合わせて、情緒豊かに物語を作っているのはよく分かる。そこは十分褒められる。ただ、全体があまりに情緒に走りすぎてしまった結果、全体が薄ぼんやりとして「なんか伝えたいことがあるのは分かるんだけど･･･結局なんなの？」という感想が最初になってしまう。楽しみの一つであったSF＆メカ＆艦隊戦についても、後半はほとんど見せ場なかったし。宇宙規模の話を一地方の一学園の1〜2人の個人のドラマに押し込めた段階で色々無理があるのは当然なんだけどね。ま、第1話冒頭と最終話Cパートのつなぎで、ちょっとした救いがあったのは良かったけど（でも、萩野は戦死でいいとして、若竹はどこいった？）。なんとももったいないアニメだった。