陸上自衛隊新型戦車公開

陸上自衛隊 公式WEBサイト:JGSDF(Japan Ground Self-Defense Force)
萌えよ!陸自学校の所々で言及されていた新型戦車TK-Xが公開されていた。画像は産経新聞のサイトが充実している。すでにTK-X - Wikipedia陸自新型戦車TK−X公開 : 週刊オブイェクトをはじめ、あちこちで感想・批評がされているんで今更ではあるけど。最初の印象は、他の皆さんと同様(特にショト装甲のせい)で「どっかで見たことあるなあ・・・」というもの。特にドイツ軍のレオパルド系に似ていたので「まあ90式もそうだったし」と納得しようとしていたら、「メルカバにも似てね?」という声にも納得(でも、最新戦車の流行形状になっているし、けっこうかっこいい)。Wikiを見る限りでは全体をコンパクトにして乗員は3名(想定)を維持。まあ2名になったら、実運用時に支障でまくりでしょうけど。お家芸の「車体傾斜」は継承。産経のサイトの写真を見ていると、本当にコンパクトだなあ。でも120mm砲でこの砲身長は短いような・・・。弾頭も新型にしてカバーするのかな。それに、確か74式近代改修モデル(74式戦車スーパー改)で「120mm砲をつけたVersion」を検討しているけど、想定重量41tでは衝撃を支えきれずに命中率が極端に低くなり、研究停滞中とか。44tの車体で押さえきれるのだろうか(車体傾斜とアブソーバーを使って吸収すると言うことだけど・・・)。
で、マスコミはいつもの反応。一輛7億円を高いと見るかについては、輸出を一切していない点を考慮に入れて、さらに最近の新型戦車の値段を考えると、さほど高くはないと思う・・・てか3.5世代型としてはむしろ破格?そして装備の必要性については、マスコミ「敵はどこ?」とコメントしているけど・・・敵がどこから来るか分からない時代だからこそ自衛隊の組織再編を進めているんだし、明確な敵が分かってから戦車作り始めたって遅いことも理解できないんだろうか(作ったところで運用出来なきゃ張り子の虎)。ついでに、韓国はK2、ロシアはT-95という新型戦車を近年中に配備予定。「国家に真の友人はいない」という言葉もあるし、「最悪に備える」のが自衛隊の主任務であることすら理解できてないんだろうな。・・・そもそも、今の世界が平和に見えているマスコミは幸せだと思う。
んで、国内戦車の定数600輛に「機動戦闘車の数も込みになる」てマジですか?装甲車じゃ戦車の代用はできないことすら分からないのか・・・。上の人は、本気で日本を守る気あるんだろうか。