ガンパレード・マーチ 九州奪還4

ガンパレード・マーチ 九州奪還〈4〉 (電撃文庫)

この本当に長きに渡る秀作シリーズも、ついに終幕が近づきつつあるんだなあ･･･と読んでいるうちに悲しくなってきたりして。オールスターが一点に集結しつつあるし、過去の名脇役まで出てくるとなってきている以上、榊さんも最後までの筋道が見えてきたんだろうな。物語はいつか終わる物なのは当然なのだけれど、本当にこれだけの長期にわたって続いたシリーズ（しかも何度も「今度で終わりなのかな？」と思わせておきながら続いてくれる）になると、ひょっとするとずっと終わらないでいてくれるのかな、などと有り得ない妄想をいだいてしまっていたのも否定できない。ああ、なんか悔しいなあ。
でも、5121小隊以外の榊オリジナルのキャラ達も本当に独り立ちしているよなあ。個人的には、5121の連中以上に気になっているし（原作キャラじゃないから、生殺与奪も想像付かないし）。早く次巻が読みたい･･･けど、それは同時にエンドロールにも近づくことであるし。贅沢なジレンマだ。