ガンパレード・マーチ逆襲の刻 極東終戦

これも書いてなかった。榊ガンパレの新エピソードもこれで一端終了。後半の描写は明らかに駆け足になってしまってちょっと残念ではあるけど、全将兵の死力を尽くした戦闘であることがひしひしと伝わってきて読んでいたときの緊張感が非常に良かった。
今回の一連のエピソードで一番驚いたのが森さんの扱いかな。榊オリジナルではない彼等は、本作中で死ぬことは絶対にない。それゆえの安心感であり同時に榊オリジナルキャラの生殺与奪の緊張感が増してくるわけだけど、「肉体的に死ななければよい」というトラップが仕掛けられているとはちょっと想定していなかった。九州奪還戦でその片鱗はいくつか見えてはいたけど…ね。
さて、これで事実上日本国土は維持できることになった。そう言う意味では、榊ガンパレも大きな節目を迎えることになった。個人的にはこの先も是非読んでみたいけど、そうなるとどうしても舞台が世界になってくるだろうから簡単にはいかないだろうなあ。あるいは、日本を舞台にしたまま黒い月をつぶしに行くんだっけ・・・?いつぞや、何かで見た「ガンパレ年表」を確認しないと駄目かな。まあ、どのみち尻切れトンボ的なので、アフターエピソードを加えた榊ガンパレムック本2を是非希望。