MC☆あくしず(13)

MC ☆ あくしず 2009年 08月号 [雑誌]

MC ☆ あくしず 2009年 08月号 [雑誌]

海自特集。意外と海自系の記事って少ないので面白かった。そしてやっぱり「ひゅうが」は色々話題性があるんだよなあ、と再確認。とゆーか、ミサイル護衛艦「あたご」の擬人化は流石にやりすぎではないかと(苦笑)。あと最新潜水艦「そうりゅう」はあまり情報を仕入れていなかったので助かった。
今回の「萌えよ!戦車学校」。ある意味、ここで何度も繰り返されている「戦史から学べ」「駄目な上司は、すべてを無自覚に壊す」ということの復習編といえるのかな、と。あるいは、中〜末期になると、ドイツ軍と言えども優秀な指揮官が足りなくなってきたと言うことなのか。
「ミリクラプレビュー」はあの列車砲ドーラ。そしてその擬人化は…擬人化?いや、これもうそのまんまワガママお嬢様でしかないやん!と、たぶん読者の大半は思ったに違いない、うん。イラスト発注時の依頼方法、間違った?あるいは巻田さんという絵師は、兵器の外見ではなく、運用や実態等の内面を重視してイラスト化する傾向のある方なんだろうか。
「枢軸の絆」はある意味楽しみだったスイス編。子供の頃は「永世中立国=とても平和で軍事とは無縁」なんて想像をしていたけど、内実は「永世中立」という立場を守るために、政治的にも軍事的にも綱渡りが可能な頑強な組織を作り上げた国家。国民皆兵制度を導入しており、各家庭の倉庫には武器が収められているという。そんな国の成り立ちを時系列的にまとめて読むことが出来たのは非常に有意義。のほほんと平和ボケした頭で、現実から必死に目を逸らしながら「世界平和」を唱えている極東の島国は、しっかりと参考にすべき国何じゃないかと思う。
あとはざっくり。「ぱのぷりあ」…もはや兵器じゃない(笑)。「MonMon」、グリーンベレーの説明『グリンベレーの中の人には緑のベレーと赤のベレーの2種類がいて、緑のベレーを被っている方が本物です』に爆笑。「戦乙女のWWI兵器教室」、戦車黎明期の数々の珍発想には笑うと同時に当時の技術者の苦悩が透けて見える…けど、露・レベデンコ戦闘車(別名「戦車の皇帝」)をマジで製造したロシアさん、パねぇっす(笑)。